「all the ups and all the downs」は、人生や人間関係、状況において、誰かが経験するポジティブなこととネガティブなことを意味するイディオムです。
良い時(ups)と辛い時(downs)があることを意味し、その両方に耐える、または受け入れることを表現する際によく使われます。
all the ups and all the downsの意味と使い方
all the ups and all the downsは「(人生は)山あり谷あり」「いい時もあれば悪い時もある」という意味です。
「all the ups and downs」や単に「ups and downs」という言い方もありほとんど同じ意味ですが、ネイティブ目線では微妙に異なる部分があります。
これについては後のほうで書いています。
例文を見ながら理解を深めましょう
私たちは何年も一緒にいて、すべての浮き沈みを乗り越えてきた。すべての瞬間に感謝している。
これは、話し手とそのパートナーが、二人の関係において良い時も困難な時も経験してきたが、すべての旅路に感謝していることを意味しています。
新しいビジネスを始めると、山あり谷ありだ、ただひたむきに努力し続けなければならない。
これは、人生には幸せな瞬間も困難な瞬間もあり、そうした経験が個人の成長に寄与するということを暗に示しています。
「all the ups and downs」と「ups and downs」との違い
all the ups and downs
通常は全体として捉えた「浮き沈み」の一般的な経験を意識した使われかたになります。
良いことも悪いことも経験したことがある、というコンパクトな表現です。
「ups and downs」よりも、もう少し具体的で、特定の一連の経験について話す場合に使われます。
ups and downs
人生や状況にはポジティブな瞬間とネガティブな瞬間の両方があるという概念を指すのですが、個々の出来事を強調するものではなく、抽象的で、人生の一般的な予測不可能性を論じるときによく使われます。
この三つの表現の中ではもっとも簡便な言い方です。
「ups and downs」について下記の記事で詳しく解説しています。
all the ups and all the downs
ポジティブな瞬間とネガティブな瞬間のそれぞれの特徴をイメージしながらそれらを強調したいような場合に使われます。
まとめ
3つとも似たような意味を伝える表現ですが、強調の度合いや詳細さに違いがある、という点でそれぞれの使い方が異なってきますが、本質の部分ではほとんど同じ意味を伝えます。