「Awesome」という英単語は米国の話し言葉で「素晴らしい、イケてる」という意味があり、英語を学んでいる人はほとんどの人が知っていると思います。
しかし、その正反対の意味があることも知っておいた方がいいでしょう。
「Awesome」が否定的な意味や皮肉を込めて使われる場合
「Awesome」という言葉は、主に「素晴らしい」「すごい」というポジティブな意味で使われますが、文脈次第では否定的な意味や皮肉を込めて使われる場合があります。
例えば、「恐ろしい」「ひどい」「最悪」といった意味で使われることもよくあります。
「awesome」という言葉は元々、「畏敬の念を抱かせる」や「壮大な」というポジティブな意味を持っていますが、文脈やトーンによって否定的または皮肉的に使われることがあります。
このような使い方は特にカジュアルな会話や若者のスラングで使われ、珍しいことではありません。
否定的な意味で使われる場合
皮肉として
「awesome」が皮肉として使われる場合、実際には良くないことについて「すごいね(悪い意味で)」と言うニュアンスを持ちます。
この場合、話し手のトーンや文脈が重要です。
Oh, you broke my laptop? Awesome!
ああ、私のノートパソコン壊しちゃったの?やってくれたね!(=最悪!)
ああ、私のノートパソコン壊しちゃったの?やってくれたね!(=最悪!)
Stuck in traffic for two hours? Awesome.
2時間も渋滞に巻き込まれたんだ?スッゲーよな。(=うんざり。)
2時間も渋滞に巻き込まれたんだ?スッゲーよな。(=うんざり。)
ひどい結果や状況への驚きや嘲笑として
問題や失敗が予想外に大きい場合に、「こんなにひどいなんてすごい」と、否定的に驚いて使われることもあります。
The entire project got deleted? Awesome!
プロジェクト全部消えちゃったの?お見事!(=大惨事だ。)
プロジェクト全部消えちゃったの?お見事!(=大惨事だ。)
否定的な「awesome」を区別するポイント
トーン: 冷ややか、皮肉っぽい口調で話されることが多い。
文脈: 良くないことや予期せぬ出来事について話している場合。
表情やジェスチャー: 実際の会話では、しらけた表情や肩をすくめる動作が伴うことがあります。
以上の点に留意することによって、会話の内容で肯定的な意味と否定的な意味を区別して理解することができます。
注意
「awesome」が否定的に使われるのはカジュアルな状況に限られることが多く、フォーマルな場では通常の意味、すなわち、ポジティブな意味で使われます。