brace oneself (for) ~ の意味と例文で解説

さて、今回は “brace oneself (for) ~”の解説です。

brace oneself の意味

“Brace oneself “は慣用表現で、大きな課題、困難、不快な状況に対して精神的、感情的に備えることを意味します。
決意、強さを持って困難なことに立ち向かう準備をすることを意味します。

“brace” にはもともと「身構える、準備をする、覚悟をする」という意味があります。
また、「(留め具や添え木を)つける、補強する、固定する」という意味もあります。

“Brace” に “oneself(yourself, myself等)” を続けると「覚悟をする」とか「(危険に対して)準備をする」という意味が強く表現される言い方になります。

では例文を見ていきましょう。

Before the storm hits, you should brace yourself for strong winds and heavy rain.
嵐が来る前に、強風と大雨に備えて身構えるべきだ。

With the news of the impending layoffs, employees were advised to brace themselves for some tough decisions ahead.
レイオフが間近に迫り、従業員は厳しい決断を迫られることを覚悟するようアドバイスされた。

Hiking in the challenging terrain required us to brace ourselves for unpredictable weather changes and physical exertion.
困難な地形でのハイキングでは、予測不可能な天候の変化や肉体的な労力を覚悟しなければならない。

Knowing that the exam was going to be extremely tough, I spent weeks bracing myself for intense studying and preparation.
試験は非常に厳しいものになるとわかっていたので、何週間も身を引き締めて猛勉強と準備に励んだ。

As the roller coaster started its steep descent, I braced myself by holding onto the safety bar tightly.
ジェットコースターが急降下を始めたとき、私は安全バーにしっかりとつかまって身構えた。

上記の例文でもわかるように

“brace oneself for ~ ” という形で使われることが多いですが、最後の例文のように文脈によって少しづつ異なる使い方にもなります。

ところで、皆さんが良く知っている和製英語の「ブレスレット(bracelet)」はこの “brace” と語源が同じなんです。
その語源はどちらも「腕」に関係する同じラテン語の「brachium」にまで遡るということです。

以上、Brace oneself の解説でした。

 

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