「頑張って!」という日本語を英語に訳す場合にはいろいろな言い方があります。
今回は「頑張って!」とか「成功を祈る」を英語で表現するネイティブなフレーズをご紹介します。
break a legの意味と例文
「頑張って!」を英語にするときに頭にまず浮かぶ言葉として
Good luck!
という言いかたではないでしょうか。
このGood luck!はいろいろな場面で使うことができます。
しかしgood luckの他にも例えば、次のような面白い表現があります。
I’m going to give a presentation.
プレゼンテーションに行くんだよ。
Break a leg!
頑張ってね!
break a legが使われるのはどういう時か...注意点もあり
特に、舞台芸術、特に演劇やショービジネスの世界では、本番前に “break a leg” というフレーズがよく使われます。
近頃では舞台芸術や演劇やショービジネスの世界以外でも、今から何か大きな試練に立ち向かうような人に対して使われています。
一見ネガティブなこと “break a leg”(足を折る)を願うようなフレーズを使うことで、ジンクスを逆手にとって実際に幸運をもたらそうという意図があるようです。
おみくじで「大吉」だと反ってよくないことが起こるから「吉」や「中吉」のほうがよい、なんて言われるのと同じ理屈ですね。
つまり、俳優やミュージシャン、パフォーマーがステージに上がる前に誰かが “break a leg” と言うのは、明確に “Good luck!”というフレーズを使わずに、彼らのパフォーマンスの成功することを祈る表現となっています。
パフォーミング・アーツのコミュニティでは、遊び心のあるユニークな応援や励ましの言葉なのでしょう。
このフレーズを使う時の大きな注意点は、
“break the leg”(定冠詞を付ける)
“break your leg”(所有格を付ける)
“break legs”(複数形を使う)
上記の3例のようなフレーズにして使わない、ということです。
あくまで不定冠詞の “a” を付けるということです。
上記の3例のようなフレーズで言ってしまうと、本当に「足を折っちゃいなよ」という意味になってしまいます。
I’m going to take the TOEIC test this Sunday.
Break a leg!