皆さんは「Call it a day 」とか 「Wrap it up 」というフレーズを聞いたことはありますか?
この表現はよく使われるのですが、まったく同じ意味だと思っている人も多くいるようです。
「Call it a day 」とか 「Wrap it up 」の意味の違いと使い方
「Call it a day 」と 「Wrap it up 」は似たような意味なので使い方を間違いやすいようです。
両者は意味も少し異なりますし、少し違った文脈で使われます。
Call it a day
その日の仕事(一日の仕事)や活動を終了させることを意味します。
We’ve done enough for now; let’s call it a day.
もう十分やったから、今日は終わりにしよう。
もう十分やったから、今日は終わりにしよう。
After five hours of troubleshooting the issue, the team decided to call it a day.
トラブルシューティングに5時間かかった後、チームは今日はこれで終わりにしようと決めた。
トラブルシューティングに5時間かかった後、チームは今日はこれで終わりにしようと決めた。
It’s already 9 PM and I’m exhausted. I think I’ll call it a day.
もう午後9時だ。今日はもう終わりにしよう。
もう午後9時だ。今日はもう終わりにしよう。
Wrap it up
一日の仕事の終わりかどうかに関係なく、特定の仕事や活動を終了することを意味します。
We need to wrap it up before the meeting starts.
会議が始まる前に終わらせる必要がある。
会議が始まる前に終わらせる必要がある。
The presentation is running long; let’s wrap it up so we can stay on schedule.
プレゼンテーションが長引いています。予定通りに進めるために、ここでまとめましょう(いったんまとめて終了しましょう)。
プレゼンテーションが長引いています。予定通りに進めるために、ここでまとめましょう(いったんまとめて終了しましょう)。
I was in the middle of a phone call, but I had to wrap it up quickly because the meeting was starting.
電話をしている最中だったが、会議が始まるので早く終わらせなければならなかった。
電話をしている最中だったが、会議が始まるので早く終わらせなければならなかった。
似たような状況で両者を比較してみると
It’s getting late, so let’s wrap up the discussion and call it a day.
遅くなったので、議論をまとめて今日は終わりにしよう。
遅くなったので、議論をまとめて今日は終わりにしよう。
この例では、「wrap up 」は議論を終えることを意味し、「call it a day 」はその日の仕事(今の議論も含めて)を完全に止めることを意味します。
重要な違い
「Call it a day」はその日の仕事を完全に終了することを意味し、多くの場合、タスクや努力に関連します。
「Wrap it up」は一つのタスクやアクティビティを完了させることに重点を置いており、必ずしも一日の仕事の終わりとは限らず、一日の仕事の中でいつでも起こりうる状況で使います。
ですので、どちらのフレーズがよく使われるか、というようなことではなく、意味合いが異なりますのでその状況にあるならばどちらもよく使われる、ということです。