会話で「〜できる」と言いたい場合は “can” を使うことが多いと思いますが、話の内容によっては “can” が使えない時もあります。
また、過去形の “could” については「~できたらなぁ」という仮定法の意味で受け取られてしまうことがありますので、このような場合は “was able to” とか “were able to” を使う必要があります。
「can」と「be able to」の使い方
正しい「can」と「be able to」の使い方を覚えておきましょう。
can の使い方
可能性を言う場合
(いいかい、君にはできるよ!)
(明日の朝、10時に着けるよ)
可能性について言うときは “can” を使います。 最も一般的な使い方です。
この時 “I’ll be there at 10 tomorrow morning.” と言うと、意味はあまり変わりませんが、「明日の朝、10時に行くよ」ということで「10時に行くつもりでいる」という意味合いになります。
五感を表す動詞を使う場合
「〜できる」という時に「Can」がよく使われる場合があり、その時は「see・hear・feel」などの五感を表す動詞が使われています。
ネットの英会話で音声が聞きづらかったり、聞こえないときに必ず “Can you hear me?” と聞かれますね。
そこで、聞こえる時にはただ一言 “Yes” と答えるとなんとなくぶっきらぼうな感じを与えますので、聞こえる時は “Yes, I can.” と返事をするといいですね。
慣れないときはただ “Yes” とか “No” と言ってしまいがちです。
“Yes, I can.” とか “No, I can’t” と返事をするとスマートな会話になります。
物や場所が主語の場合
主語が人ではなく、物や場所が「〜できる」を表す場合には「can」を使うのが一般的です。
受動態の場合
(これは今日でも明日でも使える)
受け身(受動態)の文章では「can」が使われます。ちなみに「can be used as」で「~として使われることができる」という意味になります。
be able to の使い方
“be able to” は以下3つのケースの場合は「can」ではなく、「be able to」が使われます。
不定詞 “to” の後ろは “be able to”
「want to」や「need to」などの「不定詞 to」を使って「〜できる」と言いたいときは「be able to」を使います。「to can」という使い方は100%しません、必ず「不定詞 to」を使う場合は「be able to」を使います。
助動詞の後ろは「be able to」
「助動詞」とは「will/should/may/might/must」などのことを言いますが、「助動詞」が使われる場合も「be able to」が使われます。
完了形の後ろは「be able to」
最後に「have+過去分詞」の完了形を使う場合「can」は元々過去分詞が存在しないので「be able to」の過去分詞の「been able to」を使うということになります。