「condemn」と「criticize」はどちらも相手に対して不賛成を伝える言葉ですが、その不賛成の度合いの強さや判断の性質が異なります。
この点について解説します。
「condemn」と「criticize」の違いは?
condemn
condemnは強い不賛成を伝える場合に使われます。
何かが道徳的に間違っている、あるいは容認できないという判断を伴っていると考えていいでしょう。
この単語の発音は【kəndém】となり、「n」はサイレントレターですので注意してください。
condemnの意味
condemnは(人や物事を悪いと)「非難する」「糾弾する」「とがめる」という意味です。
condemnを使った例文
The international community came together to condemn the use of chemical weapons in the conflict.
国際社会は一丸となって、紛争における化学兵器の使用を非難した。
国際社会は一丸となって、紛争における化学兵器の使用を非難した。
The politician’s racist remarks were widely condemned by both colleagues and the public.
この政治家の人種差別的発言は、同僚からも国民からも広く非難された。
この政治家の人種差別的発言は、同僚からも国民からも広く非難された。
The jury’s verdict was to condemn the defendant for his heinous actions.
陪審員の評決は、被告の凶悪な行為を非難するものであった。
陪審員の評決は、被告の凶悪な行為を非難するものであった。
criticize
criticizeは何かや誰かの欠点や短所について、不賛成や判断を伝える場合に使われます。
必ずしも道徳的な不義を意味するものではなく、より広義の意味で使われます。
criticizeの意味
criticizeは「批判する」「批評する」という意味です。
criticizeを使った例文
Film critics were quick to criticize the plot holes in the latest blockbuster.
映画評論家たちは最新の大ヒット映画の筋書きの穴についてすぐに批判した。
映画評論家たちは最新の大ヒット映画の筋書きの穴についてすぐに批判した。
The manager criticized the team’s performance but also provided constructive feedback for improvement.
マネージャーはチームのパフォーマンスを批判したが、改善のための建設的なフィードバックも行った。
マネージャーはチームのパフォーマンスを批判したが、改善のための建設的なフィードバックも行った。
下記はcriticizeを名詞形で使った例:
It’s essential to be open to constructive criticism in order to grow personally and professionally.
個人的にもプロとしても成長するためには、建設的な批判を受け入れることが不可欠だ。
個人的にもプロとしても成長するためには、建設的な批判を受け入れることが不可欠だ。
まとめ
「condemn」は一般的に道徳的判断が強く、時には何かを容認できない場合に使われます。
「criticize」は不賛成や判断を伝える場合で、より一般的な言葉であり、特定の欠点や短所に焦点を当てて反対の意見を伝える場合に使います。