英語でニュースや政治の話題を話すとき、迷いがちなのが「議会」の表現です。「議会」と一言で言っても、実はどの国の議会を指すかによって使う単語が全く異なります。
Diet、Congress、Parliamentの違いと使い分け
今回は、日本人になじみ深い「Diet」をはじめ、アメリカの「Congress」、イギリスの「Parliament」という3つの主要な単語の意味と違いを、分かりやすい例文とともに解説します!
the Diet = 日本の「国会」
私たちが普段使っている日本の「国会」は、英語で「the Diet(または National Diet)」と言います。
日本の「国会」の意味として使う場合は必ず「the」を付けます。
「diet」というと、体重を減らす「ダイエット(食事制限)」を想像する人が多いと思いますが、実は議会を意味する「Diet」も綴りは同じです(※語源や歴史的背景は異なります)。ただし、世界的に見るとこの「Diet」という表現は非常に珍しく、海外の一般の英語話者にはあまり通じないこともあります。そのため、外国人に伝えるときは「the Japanese parliament」と言い換えた方がスムーズに伝わりやすい場合もあります。
参考までに、衆議院は「the House of Representatives」、参議院は「the House of Councilors」とそれぞれ言います。
【例文】
- The Diet passed a new bill today.
(今日、国会で新しい法案が可決された。) - An extraordinary session of the Diet was convened.
(臨時国会が召集された。)
Congress = アメリカ合衆国の「連邦議会」
アメリカの議会(連邦議会)は「Congress」と言います。Congressは、上院(Senate)と下院(House of Representatives)の2つで構成されています。
連邦議会という意味で使う場合は、最初の「C」は必ず大文字で表します。
また、アメリカだけでなく、中南米などの国々の議会を指す際にも「Congress」が使われます。さらに、政治用語だけでなく「国際会議」や「大会」という意味でも幅広く使われる単語です。
参考までに、上院は「the Senate」、下院は「the House of Representatives」といいます。
【例文】
- The bill must be approved by Congress.
(その法案は議会によって承認されなければならない。) - Members of Congress are debating the new tax reform.
(議員たちが新しい税制改革について議論している。)
Parliament = イギリスなどの「議会」
イギリスをはじめ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど、イギリスの統治システムを受け継いだ国々(英連邦の国など)の議会は一般的に「Parliament」と言います。
「議会」と言う意味で使う場合は、最初の「P」は必ず大文字で表します。
「Parliament」は、世界中の多くの国で「議会・国会」を表す最も一般的な単語としても使われます。海外ニュースなどで特定の国を指さずに一般的な「議会制度」や「議員」について話すときにも、この単語がよく使われます。
参考までに、上院は「the House of Lords」、下院は「the House of Commons」といいます。
【例文】
- The British Parliament was dissolved for a general election.
(イギリス議会は総選挙のために解散した。) - She was elected to Parliament last year.
(彼女は昨年、議員に選出された。)
まとめ:国名とセットで覚えよう!
「議会」の英語表現をまとめると以下のようになります。
- the Diet:日本(国会)
- Congress:アメリカ(連邦議会)
- Parliament:イギリスなど(議会)
国によって使う単語が決まっているので、ニュースや海外のトピックに触れるときは、どの国の話をしているかに注目して使い分けをマスターしていきましょう!
