ミュージックビデオを見ていて歌手名の表示にあるfeat.の意味

音楽を聴いていると、「○○○feat.△△△」というふうに表示されていることを見たことがあると思います。

これは一体何を意味しているのでしょうか。

今回はこのfeat.についてお話したいと思います。

feat.は何を意味している

「feat.」は、音楽のクレジットで歌手の表示によく使われる略語で、”featuring”（フィーチャリング）の短縮形です。
この表現は、特定の楽曲やアルバムに複数のアーティストが参加している場合に使用されます。
通常、この表現は、主要なアーティストやバンドの名前の後に続けて、その楽曲やアルバムに参加している別のアーティストの名前を示すために使われます。

例えば、ある曲が「AAA feat. BBB」とクレジットされている場合、これは曲の主要なアーティストがAAAであり、アーティストBBBがこの曲にゲストアーティストとして参加していることを示しています。
アーティストBBBはこの曲で特定のパートを歌ったり演奏したりしており、その貢献が認識されています。

○○○feat.△△△はどちらが主役の立場か、というお話

「feat.」を使った場合、通常、主要なアーティストまたはバンドが曲の主役と見なされます。
つまり、アーティストAAA feat. アーティストBBBの場合、アーティストAAAがその曲やアルバムの主要なアーティストであり、アーティストBBBはゲストアーティストとして参加しています。
主要なアーティスト（アーティストAAA）が曲の制作やパフォーマンスの中心となり、ゲストアーティスト（アーティストBBB）は通常、特定のパートやバックアップの役割を果たすことが一般的です。

「AAA feat. BBB」の表記がある場合、上下関係があって対等の立場ではなく、BBBのほうが上の立場にある、という見方をする人もいますが、これは認識が間違っているので気を付けてください。
feat.はあくまで「ゲスト出演」とか「客演者」と言う意味で使われているので、主役はAAAです。

ライブの時にメインアーティストが、自分の楽曲をより素晴らしいものに引き上げてくれるゲスト出演者(featuring artist)を称える意味で自ら拍手を送ったり、賞賛の言葉を伝えたりすることもあります。

この行動は上下関係を表すものではなく、「AAA feat. BBB」の表記は上下関係という概念ではありません。

まとめ

要するに、「feat.」は主要なアーティストとゲストアーティストの役割を示すものであり、一般的に主要なアーティストが曲やアルバムの主役とみなされます。

この表現は、異なるアーティストや音楽スタイルのクロスオーバーを示すのに役立ち、コラボレーションやフィーチャリングが音楽業界で一般的な要素となっています。
例えばポップミュージック・アーティストの楽曲に、ヒップホップ・アーティストがゲスト出演者(featuring artist)として参加することによって、その楽曲がより際立ったり、意外性を持たせることでその楽曲がより多くの人に受け入れられ、真価を引き上げる、という結果が得られます。

以上のような意味でfeat.は使われている、ということです。