forwardとtowardの意味の違いと使い方

forwardとtowardの意味と違い

forwardとtowardはスペルも似ていますし、発音も似ていますのでごちゃごちゃになっている人もいると思います。

今回はこの二つの単語について、意味や使い方の違いを解説します。

この二つの単語は、そもそも品詞が全く異なります。

forwardとtowardの違いは何?

forward

副詞、形容詞、さらに名詞、動詞の役割

副詞として:前に、先に

[空間的に]前へ、前方に
[時間的に]先に、将来に

I look forward to seeing you soon.
近いうちにあなたに会えるのを楽しみにしています。

I’m  looking forward to your reply.
あなたの返事を待っています。

この二つの文章は[動詞+副詞+前置詞+名詞の句動詞]という形式で成り立っています。

look forward toの詳しい解説は⇩から参照してください。

形容詞として:前にある、前部にある、斬新な

[考え方が]斬新な、過激な

The team made significant forward progress in their project.
チームはプロジェクトにおいて、重要な前向きの進展をなした。

His forward thinking led to innovative ideas that revolutionized the industry.
彼の斬新な考え方は、業界に革命をもたらす革新的なアイデアにつながった。

動詞として:転送する、送付する

動詞として使う場合は当然に変化し、過去形はforwarded、進行形はforwardingになります。

I will forward this email.
私がそのメールを転送します。

All messages have been forwarded to the relevant departments.
そのメッセージは関連部署に転送されています。

 

名詞として:フォワード

[スポーツのポジションの]フォワード

といろいろな意味を持っています。

toward

前置詞としての役割のみ

[動きが] ~の方へ、~に向かって

The two countries are moving toward an end to their war.
両国は戦争の終結に向けて動き出している。

We continue to climb toward the dawn.
夜明けに向けて登り続ける。

The train goes toward New York.
この電車はニューヨーク(の方に)向かっている。

(この場合はtowardをforに変えても同じ意味になります。
     ⇧
「toward」や「for」の代わりに「to」を使った場合は「ニューヨークに向かって」ではなく、最終目的地が「ニューヨーク」だとはっきりしていることになります。

towardとtowardsの違いについて

towardとtowardsは同じ意味で、また、使用方法に違いはありません。
towardsには「s」がついているので三単現のSと勘違いして動詞(あるいは複数形の名詞)と思ってしまうかもしれませんが、品詞は前置詞です。
口語ではどちらも同じぐらい使用されますが、 アメリカ英語では「toward」がよく使用され、イギリス英語では「towards」がより使用される傾向があります。

まとめ

forwardは4つの品詞として使われますが、toward(towards)は前置詞として使われる、ということです。

Why don’t you join us? OUTPUT is very important for learning English vocabulary and improving English conversation. Free trial lessons are available. Don’t waste your time! Try it now!

 
 
タイトルとURLをコピーしました