fired upとget fired upは似ているイディオムですが、意味合いが少し違います。
間違いやすいイディオムです。
今回はこの二つのイディオムを採り上げて解説します。
fired upとget fired upについて
fired up
fired upは be動詞と共に使用され、「気合が入っている」「(気持ち・情熱が)燃え上がっている」「激怒している」と言う意味で、その状態を言う時に使います。
例文
The team was really fired up during the game.
チームは試合中、本当に気合が入っていた。
チームは試合中、本当に気合が入っていた。
She was fired up about her new job opportunity.
彼女は新しい仕事のチャンスに燃えていた。
彼女は新しい仕事のチャンスに燃えていた。
He’s always fired up when it comes to discussing politics.
彼は政治の話になるといつも熱くなる。
彼は政治の話になるといつも熱くなる。
get fired up
get fired upは 「気合を入れる」「(気持ち・情熱が)燃え上がる」「激怒する」という意味です。
エネルギーや関心が低下した状態から、より活力に満ちた状態や情熱的な状態への移行を意味するので「get」が使われています。
この表現はその過程を表しています。
例文
The coach’s inspiring speech got the players fired up for the big game.
監督の感動的なスピーチに選手たちは大一番に向けて気合が入った。
監督の感動的なスピーチに選手たちは大一番に向けて気合が入った。
Watching the inspiring documentary about space exploration really got me fired up about science.
宇宙開発についての感動的なドキュメンタリーを見て、科学について本当に奮い立った。
宇宙開発についての感動的なドキュメンタリーを見て、科学について本当に奮い立った。
I was feeling a bit down, but then a great idea struck me, and I got fired up to start working on it.
少し落ち込んでいたが、素晴らしいアイデアがひらめいたので、張り切って取り掛かった。
少し落ち込んでいたが、素晴らしいアイデアがひらめいたので、張り切って取り掛かった。
「be(get) fired」のイディオムで「up」がない場合の意味
「be(get) fired」だけで、「up」がない場合は「解雇される」「首になる」という意味になりますので注意してください。
まとめ
「fired up」は熱意ややる気がある状態を表し、「get fired up」は熱意ややる気が出てくる過程を表す表現方法です。