“give it a shot”, “a long shot” の意味と使い方

今回は  “a long shot” や  “give it a shot”というフレーズの意味を解説します。

ここでは “shot” のいろいろな意味やネイティブの人の使い方もお話します。

“shot” の変わった意味は

“shot” の基本的な意味は下記に示している通りです。

・銃などを発砲すること。射撃。

・ゴルフなどで、ボールを打つこと。打球。

・バスケットボールで、シュートのこと。

・画・テレビ撮影で、カメラが回転し始めてから止まるまでの一操作。また、その撮影されたひと続きの画像。カット。

今回は上記の意味以外で使われる意味とその使い方を解説します。

a long shot

“a long shot” は、「期待薄」という意味になります。
何か見込みが薄いと思える時に、使います。

Boss: Can you finish the report by tomorrow?
上司: 明日までにレポートできる?

 

B: Well, that’s a bit of a long shot.
ん~、ちょっと無理かもです。

 

こんな使い方もできます。

It’s a long shot, but I hope I could get her heart.
望みは薄いかもしれいけど、彼女のハートが掴めたらいいな。

お酒(ウイスキー等)の “a shot”

”shot” は強いお酒のグラス一杯のことを表現します。

“a shot” は、アメリカでは酒量を示す用語として定着しており、ウイスキーやテキーラ、ウォッカなどの度数の高いお酒の1杯分を意味するようになっています。

(皮下)注射(予防接種)の “shot”

“shot” は注射のことも意味します。

Did you get your flu shot? または Did you get a flu shot?
インフルエンザの予防接種した?

“flu” は “influenza” の略で、ネイティブの人は単に “flu” と言います。

I was sick with the flu.
インフルエンザにかかっていた。

“give it a shot” の意味は?

“Give it a shot” は日本語で言う「やってみよう」という意味の表現です。

“try” と同じ感じで使いますが、くだけた言い方で親しみを感じる言い方です。

初めてのことに挑戦してみたり、新しいことを試しにやってみる際に “I’ll give it a shot” などと言います。

例;

A: Can you show me how to use this laptop?
B: Sure. 。。。Like this…
A: Oh, it’s not that hard.
B: Yeah, give it a shot!

A: このラップトップの使い方を教えてくれない?
B: いいよ。 。。。。。こんな感じだよ...
A:そんなに難しくないね。
B: そうだよ、やってみて!

Aの会話で “it’s not that hard.” と出ていますが、この場合の “that” は代名詞ではなく副詞で使われています。

I’m not that busy.
そんなに忙しくないよ。

この「that」の使い方は⇩で詳しく解説しています。

 

“give it a best shot” の意味は?

Give it a best shotになると、「全力を尽くしてみる」という意味になります。

A. I’m afraid if I could finish the report by tomorrow.
明日までにレポートが仕上げられるかどうか心配だなぁ。

B. Give it a best shot.
全力でやってみなよ。

この文章で “shot” を “try” に替えてもOKです。

また、giveを過去形にして

You gave it your best shot.
君は全力をつくしたよ。

と相手を励ますフレーズになります。

A. I messed up my final exam.
期末試験しくじっちゃった。

B. I think you gave it your best shot.
君は全力を尽くしたよ。

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