会話中に「Look at me.」と言われて「見てるよ。」と言いたい時に、どのように言うのが正しいでしょうか?
「Look at me.」と言われて、「見てるよ」と答える時は「I do.」か「I am.」のどちらが正しい?
英語を勉強してまだ間もない人は「I do.」が正しいと思うかもしれませんが、この場合は「I am.」が正しい答えです。
なぜ「I am.」が正しいのか
例えば、「Do you speak English?」と聞かれたときは、「I do.」となります。
また、「Can you speak English?」と聞かれたときは、「I can.」となります。
これは「Do you ~」「Can you ~」と聞かれているので、それぞれ「I do.」「I can.」と答える、ということは中学英語で習うでしょう。
そこで、「Look at me.」と言われて「Look」という動詞に気を取られていると、「I do.」と答えるのが正しいと思ってしまいがちです。
相手は「Look at me.」(私を見て。)と言っているので、あなたがその人を見ているのなら「I’m looking at you.」(見てますよ。)と答えます。 ネイティブらしく短縮すると「I am.」と言います。
「I am.」は、あなたが現在相手を見ていて、積極的に注意を払っていることを意味します。
ですから、誰かが 「Look at me.」と言ったら、「I am.」と答えるのが適切な答え方です。
ドラマのセリフでも、子供が親に「Look at me!」と言って、親が少し忙しそうに “I am, sweetie, I am!” (見てるわよ、見てるって!)と返すシーンがよくあります。
これと同じで、「Clean up your room.」(部屋の掃除しなさいよ)と言われて、あなたが今すでに掃除をしている最中なら「I am.」(しているよ)と答えます。
もしまだ掃除をしていないなら「I will.」(するよ)というのが適切な表現になります。
「I do.」はなぜ言わない?
例に挙げた文脈では「I do.」は基本的には言わないですし、かなりぎこちなく聞こえてしまいます。
「しているよ」を”I do.”とか”I’m doing.”というふうに返答するのは非常に変な表現になってしまいます。もしここで “I’m doing.” と言ってしまうと、相手には「(何か別の作業を)やっている最中です」という意味に聞こえてしまい、「見ているよ」という返事にはなりません。
それと、”doing” には「目的語」が必要ということもあります。
“do” という動詞は、基本的に「何かを(を)する」という他動詞の性質が強いため、”I’m doing.” で文を終えると、ネイティブは「何を?」とムズムズしてしまいます。
「I’m.」とか「I’ll.」ではなく「I am.」「I will.」と返事をする
そして、これらを返答で言う場合は「I’m.」とか「I’ll.」とかのように省略した言い方はできません。
「文の最後(文末)に、’ll や ‘m のような短縮形を単独で置くことはできない」という明確な文法・発音上の決まりがあるからです。
英語の短縮形(I’ll, I’m, He’s など)は、後ろに続く言葉とセットで発音されることを前提とした「弱い音」です。しかし、”I will.” のように一言で返事をする場合、その “will” には「そうします」「了解しました」という強い意味(ストレス)が乗ります。 短縮形にしてしまうと、この大事なストレスを乗せることができず、発音として成立しなくなってしまうのです。
もし “I’ll” を使いたいのであれば、“I’ll do it.” や “I’ll clean it up.” のように、後ろに動詞を続ける必要があります。
このルールは”I will.”に限らず、”I am.”や”He is.”なども同じ使いかたになります。
