英語のドラマや映画、YouTubeなどでよく耳にする表現に “I don’t get it.” があります。 学校英語ではあまり詳しく学びませんが、ネイティブが日常会話で非常によく使う便利なフレーズです。
直訳すると「私はそれを理解しない」となりますが、実際には状況によってさまざまな意味で使われます。 今回は “I don’t get it.” の意味と使い方を例文とともに見ていきましょう。
学校英語では習わない“I don’t get it.”の意味と本当の使いかたとは?
基本の意味:「分からない」
“get” には「手に入れる」以外に「理解する」という意味があります。 そのため、 “I don’t get it.” は「分からない」「理解できない」 という意味になります。
The teacher explained it three times, but I still don’t get it.
先生が3回説明したけど、まだ分からない。
ジョークが分からないとき
英語圏では、ジョークや皮肉が理解できないときにも “I don’t get it.” をよく使います。
Everyone laughed, but I didn’t get it.
みんな笑っていたけど、何がおかしいのか分からなかった。
この場合は「理解できない」というより、 「ジョークの意味が分からない」というニュアンスです。
納得できないとき
“I don’t get it.” は単に理解できないだけでなく、 「なぜそうなるのか納得できない」という意味でも使われます。
I don’t get it. Why would he quit such a good job?
よく分からないな。なぜ彼はそんな良い仕事を辞めるんだろう?
日本語の「理解できない」というより、 「腑に落ちない」という感覚に近い表現です。
魅力や良さが分からないとき
映画、音楽、芸術作品、人などについて、 「何がそんなに良いのか分からない」という意味でも使われます。
Everyone loves that singer, but I don’t get it.
みんなあの歌手が好きだけど、何がそんなに良いのか分からない。
これは相手を批判するというより、 「自分には魅力が理解できない」という意味です。
オーディション番組での使い方
たとえば歌のオーディション番組で審査員が、
I don’t understand why you chose this song. I didn’t get it.
と言った場合、 単に歌詞が分からなかったという意味ではありません。
「なぜこの曲を選んだのか分からない」 「パフォーマンスの意図が伝わってこなかった」 「この選曲に納得できなかった」 という意味になります。
まとめ
“I don’t get it.” は非常に頻繁に使われる表現で、状況によって次のような意味になります。
- 分からない
- 理解できない
- ジョークの意味が分からない
- 納得できない
- 魅力や良さが分からない
- ピンとこない
- ちなみにネイティブは I don’t understand. より I don’t get it. のほうを日常会話でよく使います。
I don’t get it. のほうが少しカジュアルで口語的な響きがあります。
“I don’t get it.”の反対の意味するフレーズは”I get it.”です。
ネイティブ同士の会話では、
Got it!
I get it.
I don’t get it.
のように get を使うことが非常に多いです。
例えば、
A: Click this button and then select the file.
B: Got it.
「了解。分かった。」
英語の “get” は「手に入れる」だけではなく、「理解する」という意味でも使われます。 映画やドラマで “I don’t get it.” を聞いたら、単純に「分からない」だけでなく、「納得できない」や「ピンとこない」というニュアンスも意識してみると、言っている内容が理解しやすいことがあるかもしれませんね。
