“insist” や “assert” という単語をよく耳にしますね。
この二つの単語もTOEICや英検では出題頻度は多いので、是非、しっかり区別して覚えておきましょう。
どちらも「信念や意見を強く表明する」という動詞ですが、その用法には微妙な違いがあります。
今回はこの二つの単語の意味について解説します。
“insist” や “assert” の意味と用法の違いについて
insist
「主張する」「断言する」という意味で使われます。
誰かが何かを主張するとき、しばしば反対や抵抗に直面しながらも、何かを力強く要求したり維持したりする場合に使われます。
強い決意と引き下がらない姿勢を意味しています。
彼女はその問題についてマネージャーと話すことを主張している。
彼は自分は無実だと主張し、自白を拒否した。
私はプロジェクトの締め切りを変更するよう主張した。
彼らは彼女がパーティーに出席するよう主張した。
assert
「(証拠はないが)断言する、主張する、言い張る」という意味で使われます。
「その人だけが抱いている信念」というようなニュアンスが含まれます。
誰かが何かを主張するとき、その人は自信をもって、しばしば疑念やためらいなしに、それを述べたり宣言したりします。
話し手の自信と発言の力強さを強調し、通常、信念、意見、主張を表現するために使われます。
その科学者は新しい発見がこの分野に革命をもたらすと主張した。
彼は自分の権威を主張し、誰が責任者かを明確にした。
“insist” と “assert” はどちらが主張する度合いが強いか
“insist” と “assert” の間では、一般的に “insist “の方がより強い意志や決意を表します。
誰かが何かを主張するとき、その要求や立場はより断固として揺るがないという感じです。
一方、”assert” は、自信を持って何かを表明したり宣言したりすることを意味します。
あるレベルの意志を意味することに変わりはありませんが、”insist” ほどの主張や頑固さは必ずしも感じられないかもしれません。
意思の強さという点では、”assert” よりも “insist” の方が強い傾向があります。
しかし、意図された意味を十分に理解するためには、具体的な文脈や言葉の使われ方を考慮することが重要です。
まとめ
どちらの単語も何かを強く表現することを含みますが、”insist” は反対意見に直面してより強い主張や要求を示唆するのに対し、”assert” はためらうことなく自信に満ちた宣言や発言を伝えます。
どちらも同じような意味をもっていますが、意思の強さという点では、”assert” よりも “insist” の方が強い傾向があるようです。
しかし、先ほども述べましたが、意図された意味をしっかりと理解するためには、文脈や言葉の使われ方を考慮することが求められます。