「jack of all trades」とは、多くの分野に精通している人や、様々なスキルを持っている人を指す慣用句です。
jack of all tradesの意味と使い方
jack of all tradesは「何でも屋」「何でもそつなくこなす人」という意味です。
どのような仕事や作業でも、無駄なく正確に処理し、テキパキと対応できることを表す言葉です。
jack of all tradesは基本的には肯定的(褒め言葉)ですが、否定的な意味で使うこともあります。
肯定的な使い方
Sarah is a jack of all trades at our startup; she can handle marketing, design, and even some coding.
サラは私たちの新規事業の立ち上げでは何でも屋だ。マーケティング、デザイン、そしてコーディングまでこなす。
サラは私たちの新規事業の立ち上げでは何でも屋だ。マーケティング、デザイン、そしてコーディングまでこなす。
Being a jack of all trades has its benefits, especially in a small business where you need to wear many hats.
何でも屋であることは、特にいくつもの役割を担う必要がある零細企業ではメリットがある。
何でも屋であることは、特にいくつもの役割を担う必要がある零細企業ではメリットがある。
否定的な使い方
Although John is a jack of all trades, we really need a specialist for this project.
ジョンは何でもこなすが、このプロジェクトに本当に必要なのはその道のスペシャリストだ。
ジョンは何でもこなすが、このプロジェクトに本当に必要なのはその道のスペシャリストだ。
jack of all trades is a master of noneという言い方
このフレーズは 「jack of all trades and master of none」という言い方をする場合もあります。
このフレーズの意味は「器用貧乏」とか「多芸は無芸」という訳に相当することばです。
その人が様々なことに精通している一方で、特定の分野においては深い専門知識を持っていないことを意味します。
It’s often said that a jack of all trades is a master of none, which can be a disadvantage in highly specialized fields.
よく言われることだが、多芸は無芸ということで、専門性の高い分野では不利になることがある。
よく言われることだが、多芸は無芸ということで、専門性の高い分野では不利になることがある。
まとめ
jack of all tradesの意味や含意は、使われ方やそれを取り巻く文脈によって変化します。