knock yourself outと聞いて「自分をノックアウトしちゃえ」という意味にとれそうですが、ぜんぜんそんな意味はなくて、実はもっと穏やかな意味があります。
今回はknock yourself outを解説します。
また、help yourselfとの違いを最後のほうで解説しています。
knock yourself outの意味と使い方
knock yourself outというは慣用表現で、制限や制約なしに何かをする許可を誰かに与えるときによく使われます。
基本的には「go ahead and do it as much as you want」や「enjoy yourself to the fullest」ということと同じです。
knock yourself outは「好きなだけどうぞ」「遠慮せずにどうぞ」と言う意味です。
knock yourself outを使った例文です:
Can I have some ice cream?
アイスクリーム食べていい?
Sure, the freezer is full of it. Knock yourself out!
ええ、冷凍庫がいっぱいだから、好きなだけ食べて!
Before leaving for the weekend, Sarah told her sister, “Feel free to use my Netflix account while I’m away. Knock yourself out!
週末に出かける前に、サラは妹にこう言った。「外出中は私のNetflixのアカウントは自由に使っていいよ!好きなだけ使って!」
When you’re at the buffet, you can choose from a wide variety of dishes. Just grab whatever you like and knock yourself out.
ビュッフェでは、さまざまな料理を選ぶことができる。お好きなものをお好きなだけどうぞ。
help yourselfとの違い
同じような意味を持つイディオムに「help yourself」と言う言い方があります。
help yourselfも明確に許可を求めなくても、必要なものや欲しいものを自由に取ってもらうように勧める言い方です。
「knock yourself out」が食べる量や使う量に視点を置いているのに対し、「help yourself」は自由に選択させることに視点があります。
The food is ready on the table. Please, help yourself.
テーブルに料理が用意できました。どうぞ、ご自由に。
まとめ
「knock yourself out」は何かを存分に楽しむようにという、よりカジュアルな表現であるのに対し、「help yourself」は、必要なものや欲しいものを自由に取るようにと誘う表現です。