makeを使った慣用句はたくさんありますが、今回は’make the cut’という日本語に訳しにくいフレーズを解説します。
make the cut の意味と使い方
‘make the cut’は慣用的な表現で、一定の基準を満たすことを意味します。
いわゆる「足切りに残る」と言う意味になります。
選考に合格すること、あるいは望ましい結果を得るための資格を得ることを意味します。
例えば
Only the top three candidates will make the cut for the job interview.
面接を受けるのは上位3名だけです。
The coach evaluated all the players’ skills, but only a few made the cut for the final team roster.
コーチはすべての選手のスキルを評価したが、最終的なチーム登録メンバーに選ばれたのは数人だけだった。
The marathon had a qualifying time, and only runners who met the standard could make the cut to participate in the race.
マラソンには予選タイムがあり、基準を満たしたランナーだけが選考を通過してレースに参加できる。
ある一定の線(基準)で切る、というふうに使うことができます。
make a cut との違い
make the cut に似たフレーズに ‘make a cut’ がありますが、こちらはそのまま「切る、切り込みを入れる」という意味になります。
紙や布、皮膚など、何かを物理的に切ることを意味します。
例えば
She made a cut on her finger while chopping vegetables.
彼女は野菜を切っているときに、ナイフで指に傷をつけた。
まとめ
“make the cut “は選ばれることや基準を満たすことに関係し、”make a cut “は物理的に切開や傷を作ることを意味します。
これらのフレーズが使われる文脈によって、意図する意味が決まってくるということになります。