「migrant」「immigrant」「emigrant」はすべて、ある場所から別の場所へ移動する人々を表す関連用語ですが、それぞれの単語は微妙に異なる文脈で使われ、ニュアンスの違いもあります。
「migrant」「immigrant」「emigrant」の意味と違い
今回はこの三つの単語の意味と使い方を例文を交えて解説していきます。
アクセントの位置にも気を付けてください。
それぞれの発音記号にあるアクセント記号「´」が付いている部分を強く発声してください。
migrant 【máigrənt】
migrantとは、より良い機会、季節労働、生活環境の改善などを求めて、ある場所から別の場所へ、一般的には国境や地域を越えて移動する人を指す、広範かつ一般的な用語です。
migrantは「季節労働者、出稼ぎ労働者」の意味です。
通常、季節や仕事の関係で一時的に移動する人々のことをさしています。
例えば、冬に暖かい地域へ渡り、夏には元の場所に戻る人々がmigrantです。
永続的な移住をしないことが特徴です。
この意味で「渡り鳥」もmigrantと言います。
migrantの発音記号は[máigrənt]で、単数の場合は[マイグラン]、複数(migrants)の場合は[マイグランツ]のような発声になります。
他国からの移民の多くは、雇用の機会を求めてアメリカに移り住む。
immigrant 【ímigrənt】
immigrantとは、新しい国や地域に永住または長期定住する目的で移り住む人のことを指します。
別の国や地域から移ってきた人々を指します。
出身国から新しい国や地域に永続的に移住し、その地で暮らすことが目的の人のことです。
immigrantは「(外国あるいは別の地域から入ってくる)移民、移住者」の意味です。
注意点はimmigrantは「m」が二つ続きます。
彼女は新しい生活を始めるために米国に移り住んだ時、移民になった。
emigrant 【émigrənt】
emigrantとは、現在住んでいる国や地域を離れ、別の国に定住する人のことを指します。
現在住んでいる場所から離れる状態の場合に使います。
emigrantは「(外国または別の地域に出て行く)移民、移住者」の意味です。
注意点はemigrantは「m」が一つです。
彼はアイルランドからの移民で、カナダにより良い未来を求めた。
「migrant」「immigrant」「emigrant」の共通点
これらの単語は自国内の移動にも適用できます。
以下に、それぞれの単語を自国内の文脈で使用する例を示します。
Migrant
たとえば都市から農村地域への季節的な仕事のために都市労働者が一時的に移動する場合、彼らは「internal migrants(内部マイグラント)」と呼ばれることがあります。
immigrant
自国内の異なる地域や州から特定の地域や州に移住して新しい生活を始める場合、彼らは「internal immigrant(内部イミグラント)」と呼ばれることがあります。
emigrant
自国内の異なる州や地域から他の州や地域に永住するために移動する場合、その人たちを「internal emigrants(内部エミグラント)」と呼ばれることがあります。
これらの単語は国際的な移動だけでなく、国内での移動にも適用され、移動の種類や目的に応じて使用されます。
まとめ
「migrant」は地域・国を越えたあらゆる移動を包含する広い用語であり、「immigrant」と「emigrant」 は到着や出発の視点によって「他国から入ってくる移民」なのか「自国から出る移民」なのかをより具体的な状況を判別する用語として使用されます。
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