“military”, “troop”, “army” は、軍事組織の異なる側面を指す関連用語ですが、これらの単語を日本語に訳すとなるとそれぞれ違った訳が必要になります。
今回はこれらの三つの単語の解説です。
military と troop そして army の意味と違い
military
military は一般的に「軍隊」と訳されます。
武力と防衛のあらゆる側面を包含する広範かつ一般的な概念でもあります。
陸軍、海軍、空軍、時には海兵隊(Marines)や沿岸警備隊(coastguard)などの専門部隊を含む、国家または国家の集団的な武力を指します。
軍隊は国家の安全保障を維持し、外部の脅威から国を守り、政府の指示により軍事作戦を遂行する責任を負っています。
軍隊は地域の安全を確保するために戦略的な作戦を実施した。
軍隊の主な目的は、国の国境を守ることである。
troop
troopは、通常、複数形で “troops” という形で使われ、一般的に「部隊」と訳されます。
通常、部隊として一緒に行動するために組織され、訓練された兵士や軍人の集団を指す言葉です。
軍隊の中のより小さな構成要素を表すのに使われる、より具体的な用語という感じです。
部隊は、歩兵部隊、騎兵部隊、特殊部隊など、特定の機能または専門性に基づいてさらに分類することができます。
また、「部隊」という言葉は、複数の兵士のグループや軍事ユニットをまとめて指すために使われる場合が多く、この場合は複数形の “troops” が使用されますが、「一部隊」を指す場合は単数形で使われます。
例えば、”air troops” と言えば「空軍」の意味になります。
(他の言い方で空軍は “Air Force” とも言います。)
災害救援活動を支援するため、(軍隊の)部隊が招集された。
平和と安定を維持するため、紛争地域に(軍隊の)部隊を配備した。
army
army は一般的に「陸軍」と訳されます。
軍隊の一部門であり、特に大規模な陸上部隊を意味します。
陸軍は一国の軍隊の地上部門であり、陸上戦のための訓練された人員、装備、資源で構成されています。
通常、師団、旅団、連隊、大隊、中隊など様々な種類の部隊から構成され、それぞれが特定の役割と能力を有していて、陸軍は、戦闘、防衛、占領、平和維持、支援など、地上での軍事作戦を担当します。
軍は敵軍に対する攻撃を開始し、成功を収めた。
陸軍の訓練は、戦闘準備態勢の向上に重点を置いている。
ちなみに、”armed forces” というと(陸軍・海軍・空軍を含む)国軍と訳されることが多いですね。
まとめ
これらの三つの単語は単に「軍隊」と訳される場合もあり、大まかな意味の違いは多くはないですが、それぞれ任務の範囲と責任が異なるため区別されます。