not one’s cup of tea は「私の紅茶ではない」という意味ではもちろんありません。
not one’s cup of teaの意味
この表現は慣用句で、あることがその人の好みではないとか、あるいは興味がないことを意味します。
日本語の意味としては「興味がない」「好みではない」「魅力がない」という意味になります。
このフレーズはイギリス発祥で、イギリス人の紅茶好きと関連しているようです。
teaの代わりにcoffeeじゃダメなの、という疑問は持たないでください。
これはイディオムですのでそのまま覚えてしまいましょう。
このイディオムを使った例文
I tried watching that new movie last night, but it’s just not my cup of tea.
“昨晩その新しい映画を見てみたのですが、私の趣味ではありません。
“昨晩その新しい映画を見てみたのですが、私の趣味ではありません。
Going to loud, crowded parties is not Sarah’s cup of tea.
騒々しく混雑したパーティーに行くのはサラの趣味ではない。
騒々しく混雑したパーティーに行くのはサラの趣味ではない。
I offered to take him hiking, but he declined. Outdoor activities are not his cup of tea.
ハイキングに連れて行こうと誘ったけど断られた。屋外でのアクティビティは彼の趣味じゃないんだ。
ハイキングに連れて行こうと誘ったけど断られた。屋外でのアクティビティは彼の趣味じゃないんだ。
Opera music is not everyone’s cup of tea.
オペラ音楽は万人受けするものではない。
オペラ音楽は万人受けするものではない。
I know camping in the wilderness is not your cup of tea, so we can plan a different type of vacation.
荒野でのキャンプはあなたの好みではないでしょうから、別の休暇を計画しましょう。
荒野でのキャンプはあなたの好みではないでしょうから、別の休暇を計画しましょう。
not one’s cup of teaの使い方の留意点
「one’s cup of tea」という表現は、「好きなもの」「得意なこと」を指しますが、上記の例文のように否定形の文で使われることが一般的です。例えば、
Going to loud, crowded parties is my cup of tea.
という肯定文は少し違和感があり、頻繁に使われることはありません。
同じような意味のnot one’s thing
not one’s cup of teaの代わりにnot one’s thingという言い方もできますので、こちらも一緒におぼえておくといいと思います。
このフレーズはインフォーマルな言い方で、否定文にも、肯定分にも違和感なく使えます。
Going to loud, crowded parties is not my thing.
騒々しくて、人がたくさんいるパーティーは苦手だ。
騒々しくて、人がたくさんいるパーティーは苦手だ。
Going to loud, crowded parties is my thing.
騒々しくて、人がたくさんいるパーティーは好きだよ。
騒々しくて、人がたくさんいるパーティーは好きだよ。
まとめ
これらの二つのイディオムはほとんど同じ意味ですが、あえて言うならば、”not one’s cup of tea”の方がややフォーマルで婉曲的な雰囲気があり、”not one’s thing”の方がよりカジュアルで直接的な表現方法、ということができます。