「people」は一般的に複数名詞として使われます。
簡単な覚え方は「people」は「person」の複数形だと考えればOKです。
「child」と「children」の関係と同じように考えれば簡単ですよね。
childの複数形はchildrenで、personの複数形はpeopleとなります。
そこで疑問がわいてくる人もいるでしょう。
「personの複数形はpersonsじゃないの?」
このような疑問が出てきて当然ですね。
personの複数形は「persons」と「people」のどちらも使われますが、それぞれの使い方が異なるのです。
People: 一般的な「人々」という意味で使われる最も一般的な複数形です。
日常会話や書き言葉で広く使われます。
例: There were many people at the party. (パーティーにはたくさんの人々がいました。)
ここでmany personsと言うのはちょっとぎこちない感じがあります。
Persons: 法的、公式、または技術的な文脈で使われることが多い複数形です。
特に個々の人を強調したい場合に使用されます。
例: The law applies to all persons regardless of their background. (その法律はその人のバックグラウンドに関係なく全ての人に適用されます。)
ここで公式な場合にall peopleを使うのは感覚的に違和感があります。
もう少し説明を加えると、
I know persons who are good at science. (科学に詳しい人達を知っている)
という言い方はどうでしょうか。
これはネイティブの人にとってはちょっと変わって聞こえるでしょう。
I know people who are good at science.
の方がずっと自然です。
「people 」はほとんどの場面で「person」の標準的な複数形であり、これを使えばあなたの会話はより自然に聞こえるようになります。
日常生活では「persons」ではなく「people」を使うことがほとんどです。
ちなみに「peoples」は、「(国を構成する)人々」「国民」という意味になり、「people」とは異なった概念となります。
したがって、「three peoples」と「s」を付けると「3つの国の国民」という意味になり、「3人の人達」という意味にはなりません。
「3人の人達」は「three people」(sを付けない)とするのが自然な言い方です。