英語で話す時の5つのポイントを教えます アクセントは特に重要 

英語で話す時に大事なことを5つ示しますので、ネイティブの人に英語で話していてもなかなか理解してもらえない人はこの5つの点に注意してください。

この5つの事を改善すれば必ずあなたの英語が理解されて、楽しく会話ができるようになりますよ。

「英語を勉強する」のではなく「英語を話す」ために必要なこと

「英語を勉強する」ための方法ではなく「英語を話す」ために注意していただきたい事です。

①アクセントに気を付ける

英語ではアクセントが重要です。
アクセントが違うとまったく理解してもらえないか、違う単語として理解されてしまいます。

アイスクリームの「バニラ」は日本語としてみると「バ」を強く発声するか、どこにもアクセントを置かないで単調に発声しますが、これはネイティブの人には何度言ってもわかってもらえないでしょう。 この単語は「ニ」にアクセントを置き、強く発声します。 今、自分で発声してみてください。 日本語の「バニラ」という言い方に慣れているので、ちょっと変に聞こえるかもしれませんね。
「チョコレート」も「チョ」を強く発声します。

アクセサリーは「セ」の部分を、バリアー(障壁)は「バ」の部分を強く発声するというように日常で使っている外来語にはアクセントの位置が違う場合がほとんどですので注意が必要です。

ブランドの読み方、特にアメリカ人の読み方とアクセントの位置の例をいくつか挙げておきます。
太字の部分にアクセントがあります。

adidas (アディダス)

IKEA (アイア)

ADOBE(アドゥビ)

McDonald’s (メックナーズ)

「アクセントには法則がある」と言う人もいます。 そのようなことを聞いたことがある人もいるとおもいます。 確かにアクセントの位置にはある程度法則で成り立っている部分もあります。

しかし、この法則がいったいどのくらいあるのかご存知でしょうか。 たぶん50以上の法則があると思います。 その50の法則の中にさらに細かいルールがあったりします。

たとえば、音節(シラブル)でアクセントの位置が決まっている、というのも法則の一つですが、
たとえば1音節の場合は初めの部分、2音節の場合は後ろのほう、3音節の場合は最後から2つ目の部分にそれぞれアクセントがあるという感じです。

そして「じゃ、この単語は何音節なのか」とまず考える必要がありますし、いくつ音節があるのかわからなければ結局アクセントの位置はわからない、ということになってしまいます。

私は音節をしっかり分けることが得意ではないので、この音節の数によってアクセントを置くということはおすすめしません。

そしてアクセントの位置は音節のルールだけではありません。

単語にprefix=プリフィックスと呼ばれる接頭辞がある場合は接頭辞のすぐあとにある、とかの法則です。

“prepare” のpreは接頭辞で法則通りに接頭辞のすぐ後にアクセントがあります。 しかし “premature” は “u” の部分に、prejudiceは “re” の部分にアクセントがありますし、disの接頭辞をもつ “disregard” も “ga” の部分にあります。

実際には法則に当てはまらない単語のほうが多いとさえ思います。

そんな小難しいルールを覚えるより、口で単語を発声して慣れてしまうほうが早いです。

ネイティブの人はその法則を、生まれた瞬間から耳に入れているわけで、日本人がその法則の全てを頭に覚えさせるのは至難の業といえます。

30年前まででしたら、今のように携帯電話なんてない時代でしたからこの法則を覚えるのは一つの覚え方だったとは思います。

しかし、現在は環境が全く異なっています。

アクセントがわからない場合はすぐにネットで調べられるという環境にある現在はちょっと調べて、自分の口で発声してみて、口に慣らすようにするのが一番よい方法だと思います。

 

②単語の最後の音は発声しないか、小さく発声する

ネイティブのように発音する必要はありませんが、単語の最後の音を発声しないか、ごく小さい声で発声するようにすると英語らしく聞こえます。
例えば “book” を発音するときには、「ブゥッ」みたいな感じです。 「ブック」の「ク」をはっきり発声してしまうとネイティブの人にはわかりずらいでしょう。 なぜかと言うと、会話をするということはあることについて話すということだからです。

例えば次のような会話を見てみましょう。
A: What are you doing?
B: I’m reading a book.

この会話では「何をしているの?」と聞かれて、「私は読んでいる」と答えています。 「読んでいる」と言えば本とか雑誌とか新聞とかの答えになると思います。 なのでここでは「アイム リーディンガ ブゥッ」と言えばネイティブの人は無意識のうちに ”book” いう単語が脳に伝わるのです。 この「リーディンガ」の発音ですが「リーディング ア ブック」ではないことに気を付けてください。 この単語を繋げて発声するということについては別のところでお話します。

他にも例を挙げますと、”milk” とか “wall” とかたくさんありますね。 これらは「ミルッ」や「ウォー」と発声します。

例えばマクドナルドで

“Can I have milk?”を「キャナイ ハブ ミルク」と発声したら絶対にわかってもらえません。

「キャナィ ハブ ミルッ?」と言えばすぐにわかってもらえます。

③慣用句をそのまま覚える

2つ以上の単語で決まりきった意味を持たせるものを慣用句といいますね。
慣用句で使われている単語を一つ一つその用語を訳すととんでもない訳になってしまいます。
ですので慣用句はそれを一つの単語として覚えてしまいましょう。

例えば “Why don’t you come over?” と言う文の中の “come over” は「家に来る」という意味で、この2語で「家に」が含まれているのです。 ”come to my place” とも言えますが、単語が多くなるのであまり使いません。 そして「家に来る」という意味で使う “come over” の時は必ず “over” になります。 なぜ “over” なんだろう、”up” じゃダメなのかな、と考えても答えはありません。
“come over”=「家に来る」と覚えしまうということが大事なことです。

慣用句は非常にたくさんありますからできるだけ多く覚えてください。 慣用句が使えるかどうかは英語でのコミュニケーションを上手にできるかどうかの分かれ目です。

 

④言いたい単語が出てこないときは別の言い方をする

英語で話していると言いたい言葉が出てこない時があります。 そういう時にその単語を思い出そうとするとなかなか思い出せず、会話が途切れて、間が空いてしまうので、知っている単語を使って別の言い方をするようにしましょう。

例えば「図書館はどこですか?」と聞きたい時に「図書館」の英語が出てこなかったら

”How do I get(go) to the public building. There are many, many books.”

これで通じます。 ここではpublicという単語を入れるのがカギです。 もしpublicがないと本屋さんと間違えられるかもしれません。
この文章なら中学生で習う単語しか使っていませんし、ほとんどの人はこの英単語は知っているのではないでしょうか。

⑤文法のことをあまり気にしない

文法は大事なことですが、文法にこだわり過ぎて話せなくなってしまうというのは英語で話すうえではマイナスです。 私も初めの頃は頭のなかで文法を考えてから話をしていました。 でも文法を考えていると話す内容が自分でわからなくなってしまうという、ということになってしまいました。

全く間違った文法で話すと言いたい事を理解してもらえないでしょうが、ちょっとした文法の間違いはほとんど理解してもらえますから心配する必要はありません。

しかし、「話す」ということと、「単語を発声する」ということは違いますのでこの点は注意してください。

例えば、

「私は銀座の店に行きたい」と言いたいときに”I Ginza store go”と言うのは単語を発声しているだけで、話していることにはなりません。
この例は極端な例ですが、「話す」という意味では”I want to go to the store at Ginza.”と文章で言うことで「話す」ということです。

また、

“I am listening to music” が正しい表現ですが、”I am listening music” でも通じますし、これは「英語で話している」ということになり、単に単語を発声しているという認識にはなりません。
これが “I music listening” だと文法を無視しているというより、単に単語を口に出しているということになります。

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