英語には丁寧語や尊敬語というようなものはありませんが、丁寧に表現する言い方や優しさをもって表現する言い方はあります。
英語での丁寧な表現方法について
今回は丁寧な言い方や尊敬を表す言い方についてです。
このような表現を知ると、もっと幅広いコミュニケーションがとれますよ。
①please
第一に考えつくのは”please” を付けることでしょう。
please は「お願いします」という意味合いがあります。
命令形文の前や後ろに付けて「~をしてください」という丁寧な言い方として使えます。
Give me a chance. ⇒ Please give me a chance.
Let me know if you can join us. ⇒ Please let me know if you can join us.
Tell the truth. ⇒ Tell the truth, please.
“please” は時には丁寧な言葉として受け入れられない場合があることも知っておいてください。
“please”は、相手が自分の依頼を受け入れない時に「ねぇ、お願い!」と説得する場合にも使われます。
たとえば、お客様が家に訪問してきて、その人に椅子を勧める場合は、
“Have a seat” ⇒ これは”Have”を使うことで、丁寧な表現になります。
“Please take a seat” ⇒ “Take a seat.”はやや直接的な言い方ですので、”Please”を付けることで表現を柔らかくしています。
上記2例は「おかけください」「お座りください」というニュアンスになります。
親しい友人が自宅に来て、部屋に入った時には、
“Sit down”「すわって」
でいいでしょう。
②would like to ~
would like to は want to よりも丁寧な言い方になります。
「 ~ したい」と言いたいときに、丁寧に言いたいときは “I would like to ~ .”を使いましょう。
I want to make a reservation. ⇒ I would like to make a reservation.
I want to have a cup of tea. ⇒ I would like to have a cup of tea.
③Would you または Could you
Could you ~? : ~していただく事はできますか?
Would you ~? : ~していただてもよろしいでしょうか?
“would” を使うか “could” を使うかを疑問に思ったときは、
would は意思を聞く
could は意思とは関係なく、可能かどうかを聞く
という違いになります。
Wouldで質問する時点で、「~することができて、その意志があるかどうか」ということが前提にあります。
できる事が当たり前のシチュエーションでWould you ~? を使うと、ニュアンスとしては不自然さが出てしまいますので気を付けてください。
willとcanの違いのいい例として
“Will you marry me?” と必ずプロポーズしますが、”Can you marry me?” とは言いません。
それは will は「あなたは私と結婚する意志はありますか?」と聞いていることになりますが、
can を使った場合は「あなたは私と(お互いに愛情はなくても)結婚をするということはできますか?」みたいなニュアンスになってしまうからです。
④Do(Would) you mind if ~ または Do(Would) you mind ~ing
相手の気持ちを気遣いながら尋ねる場合は “Do you mind if ~ ” または “Do you mind ~ing” という言い方がとても丁寧な感じの印象になります。
would を使うともう一段丁寧な感じになります。
- Would you mind if I open the window?「窓を開けてもよろしいですか?」
- Would you mind if I smoke? 「タバコを吸ってもよろしいでしょうか?」
- Would you mind holding this baggage? 「この荷物を持っていただけますか?」
mind は「気にする」という意味になりますので、直訳すると
- もし私が窓をあけたら気にしますか?
- もしタバコを吸ったら気になさいますか?
- この荷物を持っていただくことは気にしますか?
と言うへんな意味になってしまうのですが、しかしこれが英語の発想なのです。
この “mind” は「気にする」という意味ですから、
”Do you mind if I open the window?” と聞かれて
「(気にしないから)どうぞあけてください」と言いたい場合は “No, I don’t” (気にしません)
“Do you mind holding this baggage?” 「持ってあげるのぜんぜんいいですよ」と言いたい場合は “No, not at all” とか “No, I don’t” と返事をします。
Mind を使って質問された時には、「OK!」の意味で、思わず YES! と答えてしまわないように気を付けましょう。
もしYes, I do.と答えた場合は「私は気にします(からやめてください)」という意味になってしまいます。
そして
“Don’t you mind if you tell me more about Japan?”
日本のことについてもっとお話ししてもらってもかまいませんか?
のように否定疑問文で聞かれた場合も同じ考え方になります。
(気にしませんので)全然いいですよ!と答えたい場合は
No, I don’t at all.
はい、全然気にしません(のでお話しします)。
となります。
「はい、全然気にしません(のでお話しします)」と答えようとして “Yes, I don’t at all” とは絶対に言わないようにしてください。
これは文法的に間違っていることはもちろん、ネイティブの人には理解できません。
まぁ、このような言い方をするネイティブはいないでしょうから、覚える必要はないと言えますが、英語を学ぶうえで知っている方が良い、ということは言えると思います。
⑤May I ~
“May I ~” も場合によっては丁寧な言い方になる、ということも言えます。
“Can I ~” を使うほうがフランクな言い方になります。
友人同士で “May I” を使うのはちょっとお互い距離感を感じてしまうかもしれません。
会社で上司に対しては “May I” を使ったほうが無難です。
あなたも実際の英会話を楽しんでみましょう。 せっかく覚えたら「使う」ことでコミュニケーションの力がついていきます。 何もしないとすぐに忘れてしまうので、声を出して英文を言ってみましょう。
