「sick」は基本的には「病気の」とか「具合が悪い」、そして「飽き飽きした」という「悪いという状態」を言う時に使われますが、一方で、時にはその正反対の意味を表すことができる単語でもあります。
“sick”が「非常に良い」という意味で使われる場合
「sick」という言葉は、スラングとして「非常に良い」や「素晴らしい」という肯定的な意味で使われることがあります。
この用法は親しい間柄や、若者の間でのカジュアルな会話で使われます。
「sick」の肯定的な意味と使い方
「sick」は元々「病気の」という意味ですが、スラングとしては逆説的に「すごい」「かっこいい」「クール」といった意味で使われます。
この用法は特にアメリカ英語で普及しており、文脈によってはポジティブな意味として解釈されます。
今やった技、めちゃくちゃかっこよかった!
このバンドの新しいアルバム、超最高だよ。
彼の車見てみなよ。めっちゃかっこいいよ!
注意点
文脈が重要
ポジティブな意味かネガティブな意味かは、話の流れやトーンで判断する必要があります。
同じ「sick」でも、「He’s feeling sick today.」と言えば「彼は今日具合が悪い」といったネガティブな意味になります。
フォーマルな場では避ける
このスラングは非常にカジュアルな場面で使われるため、仕事やフォーマルな場では使用を控えた方が良いでしょう。
「very」と一緒に使わない
このスラングの特徴として、この単語だけで既に強い感情やニュアンスを持っているため、「very」を付けて使うことは基本的にはありません。
「very sick」と言うと、「すごくいい」という意味よりも、逆に「病気がひどい」というネガティブな意味に捉えられる可能性が高いです。
スラングとしての「sick」を強調したい場合は、「totally」や「absolutely」などの別の言葉を使うのがおすすめです。
スラングとしての「sick」を使うことで、より若者らしいカジュアルな表現ができます。
しかし、使う場面を選ぶことが大切です!
類似のスラング
「すごくいい」という言い方でカジュアルな言い方は下記のような単語もありますので、併せて覚えておくと良いと思います。
※Awesomeとdopeの使い方は、それぞれの単語をクリックするとその記事に変移します。
※Awesome: 「素晴らしい」
※Dope: 「かっこいい」
※Lit: 「最高に盛り上がる、素晴らしい」
「Lit」は「Light(火を付ける)」の過去形ですが、1990年代からは「盛り上がっている」「すごくいい」という意味でも使われるようになっています。
この単語の使い方の例文です。
昨日のコンサート、本当に最高だった。
君の服装、すごくかっこいいね。
君の誕生日パーティー、すごく盛り上がってたね。