日本語では「サイン」というと「有名人のサイン」、「標識のサイン」、「署名のサイン」、「合図のサイン」といろいろな場合に使いますが、英語ではそれぞれ違う単語を使います。
今回は日本語になっている「サイン」についての解説です
有名人が書くサインはautograph
有名人の「サイン」はautographを使います。
May I have your autograph?
サインしてもらっていいですか?
Wow! I finally got Shohei’s autograph!
ワーイ!ついに大谷翔平のサインもらった!
autographの部分にsignを使ってしまうと「合図をください」「合図をもらった」という意味になってしまいます。
signは「有名人のサイン」という意味では使われませんので注意してください。
標識や看板のサイン
道路上にある標識や信号、そして合図という意味でのサインはsignです。
情報を伝達したり、メッセージを伝えたりするために使用される、視覚的または象徴的な表現を指す場合に使われます。
The sign indicates the way to go.
その標識は進む方向を示している。
Please follow the sign pointing towards the exit.
出口を指す標識に従ってください。
合図のサインはsignal
Catcher signals pitcher to pitch straight ball.
キャッチャーはピッチャーに直球を投げるように合図をする。
兆候のサイン
兆候や兆しという意味のsign
Dark clouds are a sign of rain.
暗い雲は雨の前兆だ。
署名するのサイン
「署名する」の意味でのsignは動詞としてのみ使われます。
英単語のsignには日本語として使われる「署名」という意味での名詞の使い方はありません。
「署名」という名詞を使う場合は下記項目のsignatureを使います。
Could you sign your name, please?
署名していただけますか?
He signed the check.
彼は小切手に署名した。
署名のもう一つの単語signature
法律やビジネスの場面で、文書の真正性や完全性を証明するために一般的に使用されるサインはsignatureを使います。
Please provide your signature at the bottom of the document.
文書の一番下にサインを記入してください。
The artist signed each painting with her unique signature.
画家はそれぞれの絵に彼女独自のサインをした。
「署名」という意味でsignを使いそうになるかもしれませんが、正確な意味が伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
サイン(sign)の注意点
日本語にもなっているサインですが、間違った単語を使うと意味が伝わらなくなったり、誤解を生んだりします。
特に和製英語は本来の英単語の意味とは違った意味で使われている場合がほとんどです。
このような和製英語は注意してください。
まとめ
日本語で「サイン」として使われている表現は、英語では上記のような単語があり、状況によって使い分けられています。