否定の意味の文章を言う場合は、「not」「never」「rarely」などの否定語を使って表現するのが一般的ですが、そのような否定語を用いずに「the last」という言葉を使って否定表現をする言い方があります。
「the last」が否定的な意味になる場合、その使い方
この場合の「the last」は「最も起こりそうも(ありそうに)ない」「最も望まない」という意味で使います。
文型としては下記のような使い方になります。
the last ~+不定詞
the last ~+that
「the last」が否定形として使われる例文
It’s the last thing I expected to happen.
それが起こるとは予想だにしなかったことだ。
それが起こるとは予想だにしなかったことだ。
※ここでは「the last thing」は「最後のこと」という意味ではなく、「最も起こりそうにないこと」という意味。
thingの後のthatが省略されています。
Losing my keys is the last thing I need right now.
鍵をなくすのは今、絶対にしたくないことだ。
鍵をなくすのは今、絶対にしたくないことだ。
※ここでは「the last thing」は「必要な最後のこと」ではなく、「最も望まないこと」という意味。
thingの後のthatが省略されています。
He is the last person to be late.
彼は遅れるような人じゃない。
彼は遅れるような人じゃない。
※ここでは「the last person」は「遅れている最後の人」という意味ではなく、「遅れることなどない人」という意味。
まとめ
「the last」を否定形で使う場合は、ある行動や出来事が予期せずに起こったり、避けたかったものであることを強調する場合に使われます。