“think” と “reckon” はどちらも何かについて考えたり、意見を形成したりする「思う、考える」という動詞ですが、微妙にニュアンスが異なることがあり、異なる文脈で使われることがよくあります。
今回はこの二つの英単語について解説します。
think と reckon の違い
“Reckon“はアメリカ南部英語と関連付けられることが多く、スピーチや文章に庶民的または南部的な魅力を与えることができます。
しかし、”Think“はより広く一般的に認識され、使用する場面や意味も多様です。
think について
トーンとニュアンス:
“Think “はニュートラルなトーンで、カジュアルな会話からフォーマルな文章まで、幅広い文脈で使われます。
「思う」の確信度:
“Think “は、強い確信からより暫定的な意見まで、さまざまなレベルの確実性を表現するのに使うことができ、汎用性が高いです。
例文
I think it’s going to rain tomorrow.
明日は雨が降ると思う。(中立的、一般的な表現)
reckonについて
トーンとニュアンス:
“Reckon “はもう少しくだけた、または素朴なトーンを伝えることができ、あるレベルの個人的な内省や熟考を伝えることができます。
単に「思う」という意味でも使いますが、「自分の考えや言動、行動について省みること」を前提とした「思う」という使い方のほうが多いです。
「思う」の確信度:
“Reckon “は多くの場合、より高度な個人的推測や憶測を意味します。
話し手が経験則に基づいた推測をしている、あるいは主観的な評価をしているという感じです。
例文
I reckon it might rain tomorrow.
(雲行きを見ると)明日は雨が降ると思います。(非公式、個人的な推測)
reckonの動詞の変化
reckonの変化はreckons, reckoning, reckonedとなります。
発音記号は[rékn](レコンまたはレクン)です。
まとめ
二つの単語の違いは微妙ですが、”reckon”の方がややくだけた感じが強く、”think”の方がより中立的で汎用性があると言えます。
どちらを使っても意味することは同じですので、会話のなかでは、いつも “I think” ばかりを使うのではなく、時には “reckon” を使ってみてはどうでしょうか?