「weather the storm」は慣用表現で、困難な状況や困難な時期を耐え抜くことを表現する言い方です。
英単語の「weather」は「天気」という意味で、とても馴染みのある単語です。
しかしこの単語は名詞だけでなく動詞としても使われるのです。
weather a stormの意味と使い方
weather the stormは「難局や困難を切り抜ける」という意味です。
weatherにはもともと「切り抜ける、乗り切る、乗り越える」という動詞としての意味があります。
そして「storm」を付けることで「難局・困難を切り抜ける」という使い方になります。
weather the stormを使った例文
Despite facing financial difficulties, the small business managed to weather the storm and eventually became profitable again.
経営難に直面しながらも、その中小企業は何とか危機を乗り越え、最終的には再び利益を上げるようになった。
経営難に直面しながらも、その中小企業は何とか危機を乗り越え、最終的には再び利益を上げるようになった。
During the economic recession, many families struggled to weather the storm of job losses and financial instability.
経済不況の最中、多くの家庭が失業と経済不安の難局を乗り切るのに苦労した。
経済不況の最中、多くの家庭が失業と経済不安の難局を乗り切るのに苦労した。
The company implemented strategic changes to weather the storm of market volatility and emerged as a more resilient and adaptable organization.
同社は、市場変動の苦境を乗り切るために戦略的な変更を実施し、より弾力的で適応力のある組織として浮上した。
同社は、市場変動の苦境を乗り切るために戦略的な変更を実施し、より弾力的で適応力のある組織として浮上した。
In any long-term relationship, couples are bound to face ups and downs, but the key is to work together to weather the storms that come their way.
どんな長期的な関係でも、カップルは浮き沈みに直面するものだが、大事なことは襲いかかる困難に打ち勝つために協力することです。
どんな長期的な関係でも、カップルは浮き沈みに直面するものだが、大事なことは襲いかかる困難に打ち勝つために協力することです。
まとめ
上記の例文では「嵐を乗り切る」という言葉が、困難や難題、逆境に直面し、それをうまく乗り越えるという考えを伝えるために使われているのがわかると思います。
stormは文脈によって冠詞が「a」や「the」であったり、所有格(例えば「 their」等)になることもありますし、「storms」と複数形で使われることもあります。
この使い方の違いは文脈によることを覚えておいてください。
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