ネイティブの人がよく使う “Why not” の意味と使い方

 

ネイティブがよく使う “Why not?” って聞いた事ありませんか?

 

“Why not?” の意味と使い方

この表現はいろいろな場面で使われるので便利なのですが、複数の意味があります。

今回はこの複数の意味と使い方を解説します。

その①肯定する、賛成する

例えば、乗り合いバスに乗って空いている席があるけど、その隣に人が座っているときに、空いている席を指さして

“May I sit here?”

と聞いたときに、”Yes, please” と言ってもらえればすぐにわかりますが、ネイティブの人は

“Why not?” と答えることが多いです。

この “Why not?” は “Yes” よりももっと強調した表現で、「どうしてダメなの? いいにきまってますよ」という感じの表現です。

英語に慣れていない人は次のことに注意!

この “Why not?” とネイティブの人がいう時は “not” がちょっと強く発声されるため、”No” と言ったように聞こえてしまって、「ダメです」と言われてしまったと勘違いしてしまうことがあります。

これは “Why” の発音を日本人は「ホワイ」と発声してしまうということが原因です。
ネイティブの人は「ホワイ」とは発声しないので、日本人の耳に “why”[ゥワイ] が入ってこないということと、”why” が小さい声で発声されるので、”no(t)” と聞こえてしまうのが原因です。

もう少し会話例を出すと、

A. Why don’t we go out for dinner tonight?
今夜夕食に出かけない?
B. Why not?
もちろん行く行く!

A. Don’t you think we should take a road trip this weekend?
今週末にドライブに行かない?
B. Why not?
行きたい!

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その②否定に対して「どうしてダメなの?」

相手が「ダメです」言ったときにその理由を聞くような場合で、「なぜ〇〇ダメなの?」と言いたい時に使います。

A. Can I use your pen?
ペン借りてもいい?
B. No, you can’t.
ダメだよ。
A. Why not?
どうしてダメなの?

この使い方は簡単ですよね。
Why(なぜ)とnot(ノー)で、そのままの訳でOKです。

ここで注意することは、 “Why” の後にくるのは “no” ではなく、”not” になります。

その③提案する場合

“Don’t you want to ~ ” をカジュアルに言うときに使います。
この “Don’t you want to” をたった2語で言えてしまうのでネイティブの人はよく使います。

Why not come over and play games tonight?
今夜、家に来てゲームしない?

Why not go to the beach now?
今からビーチにいかない?

“Why not” の後ろにくるのは動詞の原形です。

まとめ

“Why not” は日常生活でよく使われる言い方です。
どの意味で使われているかは、会話の中で当然わかりますので、特に意識をする必要はないでしょう。

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