皆さんは「woman」「lady」「female」「girl」の違いは実際に何なの?と思ったことはありませんか?
「女性」という言葉を英語で言いたい時にあなたは迷わずにスッと口に出てきているでしょうか?
「girl」を除いて、これらの3つの英単語はどれも「女性」と言う意味なのですが、そこには微妙な違いがあります。
今回はこのことについて解説します。
「woman」「lady」「female」「girl」の違いはどんな点にあるか
「woman」
“Woman”は、成人した女性の人間を指す中立的で一般的な言葉です。
女性に対して敬意を表す標準的な呼び方とされています。
彼女は職業に秀でた才能ある女性です。
「lady」」
“Lady “は女性を指をさしますが、よりフォーマルで丁寧な言葉で、しばしば尊敬や礼儀正しさを示すために使われます。
上品さやマナーの良さ、社会的地位を意味することもあります。
文脈によっては、”lady”は古臭い言い方、またはフォーマル過ぎるとみなされることもある言い方です。
彼女は上品な女性で、いつも優雅に振る舞っている。
英語圏では何かの集まりで、司会者が「Ladies and Gentlemen」と最初に挨拶するような場面を見ますが、これはネイティブの人にとっては「紳士・淑女のみなさん」という意味は現代では失っており、「お集りのみなさん」という程度の意味となっていて枕詞(前置きの言葉)のようなものです。
「female」
“Female”は生物学用語で、人間を含む生物の性別を表すのに使われます。
人間に特有ではなく、動物、植物、あるいは無生物の性別を表すために様々な文脈で使われます。
書類などで性別を問われた場合に「female」のところにチェックマークを入れたり、動物学・植物学上での雄・雌を区別する場合に使われることがほとんどです。
メスのライオンは通常、群れの中で主要なハンターです。
「girl」
“girl”は「女性」というよりも「女の子」と訳すことが適切です。
通常、成人前の女性の子供または若い女性を指す言葉です。
“girl”を定義する正確な年齢範囲は文化的・社会的規範によって異なるでしょうが、一般的には幼児期から10代までを指していると考えていいと思います。
少女が成長し成熟すると、やがて成人へと移行し、”woman”と呼ばれるようになります。
“girl”という言葉が使われる文脈によって、異なる意味合いやニュアンスを伝えてしまう場合があることに注意することが重要です。
その人の年齢や性別を指すこともあるし、単に中立的な表現であることもあるのですが、個人の好みやアイデンティティを犯すおそれがありますので、使い方には注意が必要です。
例えば、男性社員が女性社員に「girl」を使った場合、人によっては侮辱されたという意識を持たれてしまう、というようなことです。
まとめ
“woman”は成人女性に対するストレートで一般的な呼び方であり、”lady”は丁寧さや上品さのレベルを加え、”female”は様々な種に適用される生物学用語というです。
また”girl”は未成年の女性に対して使われるということです。
これらの用語を適切に使用し、文脈を考慮することは、コミュニケーションにおける敬意と正確さを確保する上で重要ですので、ここで今一度しっかりその違いを知っておいてもいいのではないでしょうか。
こういう違いについては、ネイティブの人は赤ちゃんの時から親や周りの人々の話を自然に耳にしているわけで、特に意識することなく使い方が身に付いているものなのです。