日本人は「思う」という意味で”think”をよく使いますが、英語ではいろいろな言い方があります。
英語に慣れていない人は何かをいう時に “I think” という単語をつい口に出してしまう人が多いように感じます。
今回は、日本語の「思う」の英語の単語で、それぞれの「思いの度合い」を含めての解説です。
「思う」の英単語は「思いの度合い」があります
この think は I think that ~ という形で使うのが一般的です。 thatの後ろには主語と述語を伴った文が続きます。
このthatは省略も可能ですし、that ~ の文章を使わずに、”I think so” ということもあります。
自分の意見を相手に伝えることのできる最も便利な表現のひとつです。
日本語では「思う」と一言でいいのですが、英語では表現の強さの度合いやニュアンスの違いにより表現を使い分けるほうがいいですね。
確信度が高い順に列挙すると、
I bet ⇒ お金をかけてもいいぐらい「絶対~と思う」
I believe ⇒ 信じて疑わないぐらい「きっと~と思う」
I suppose ⇒ 根拠があるにはあるのだけど確信できるほどじゃないくらい「おそらく~と思う」
I guess ⇒ 確信度はないけど単純に「たぶん~と思う」
その他に次のような「思う」があります。
I agree ⇒ 同じ意見という意味の「そう思う」
I feel ⇒ 何となく感じるという時に「なんとなく思う」
それでは例文からそれぞれが持つ意味合いを見ていきましょう!
I bet (that) you’ll win.
絶対勝つと思う!
I believe (that) you’ll win.
きっと勝つと思う
I suppose (that) you’ll win.
おそらく勝つと思う
I guess (that) you’ll win.
たぶん勝つと思う
I agree (that) you’ll win.
私も勝つと思う (この場合は相手の思っていることと同じ意見だ、という意味)
“I believe so.” 「私もそう(勝つと)思うよ」という言い方もできます。 この意味の場合では “suppose” や “guess” を使うと失礼な印象を持たれる恐れがありますので気を付けてください。”suppose” や “guess” は思う度合いが低いですからね。
I feel (that) you’ll win.
勝つんじゃないかなと思う
以上、「思う」の日本語を英語で言う場合には時と場合によって使い分けることでネイティブの人のような会話ができるようになります。
assume
assume という単語も「思う」に近い意味がありますが、assumeには「~と思い込む」「決めてかかる」といった意味があります。
「思う」というより「思い込む」「当然のことと思う」というような訳が適切です。
例えば、
He assumes I know nothing about cars.
彼は私が車のことは何も知らないと思い込んでいる。
この「思い込む」という表現は “think” では表現できませんので、この場合は “assume” を使うほうが適しているといえます。
それぞれちょっとした意味の違いがありますので、そのことを念頭に使ってください。
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