「You’re okay.」または「You are okay.」
と聞いて何か不自然な感じを受けた人はいませんか?
「Are you okay?」という疑問文であれば「大丈夫ですか?」というような意味で使うことはほとんどの人は知っているでしょう。
通常「I’m okay.」(「いいよ」「大丈夫」)という使い方は良く聞く言葉だと思いますが、「You’re okay.」という平叙文はあまり聞くことはないと思います。
「You’re okay.」を直訳すると「あなたは大丈夫」となりちょっと不自然な感じを受けるのではないでしょうか。
今回はこの「You’re okay.」の意味と使い方を解説します。
「You’re okay」の意味と使い方
例えば次のような状況で「You’re okay」を使います。
Aは図書館でヘッドフォンをしながら本を読んでいる友人Bを見つけて、その友人に「Hey!」と声をかけたのですが、Bは聞こえないらしく何の素振りも見せません。
そこでAが後ろからBの肩を軽くたたくと友人Bは少し驚いて振り返ります。
A: Sorry, I didn’t mean to startle you.(ごめん、驚かすつもりじゃなかったんだ)
B: No, you’re okay. What’s up?(ぜんぜん。大丈夫だよ。何?)
この場合の「You’re okay」は驚かせて申し訳ないと考えているAに対して「心配しないで」とか「それ以上謝る必要はないよ」という意味でBが言っているのです。
驚かせてしまったのではないかと心配するAを安心させてあげるという、相手を思いやった言い方と言えるでしょう。
この場合は疑問符は付きませんし、語尾を上げて話すことはしません。
普通に考えるとBの返答は「No, I’m okay」や「It’s okay」(ぜんぜん。大丈夫だよ。)になるのが普通のように思いますが、この辺が日本語と英語の発想の違いということになります。
「You’re okay.」が「あなた大丈夫?」の意味で使われる場合
ここで知っておいていただきたいのは、「You’re okay?」と疑問符が付いていて、語尾が上がる話し方の場合は「あなた大丈夫?」という意味で使われます。
まとめ
「You’re okay.」または「You are okay.」という平叙文は、動揺したり、心配したりしている相手を安心させるためによく使われます。
「心配しないで。(あなたの言動は)何も問題ないよ。」というような精神的な支えと安心感を与えるために使われています。