「people」と「folks」はどちらも個人のグループを指しますが、トーン、フォーマルさ、意味合いに微妙な違いがあります。
「people」と「folks」 違いは何?
「folks」は「folk」の複数形です。
この単語を名詞として使う場合は単数で使われることはあまりなく、大体において複数形で使われ、「people」と同じように「人々」という意味を持ちます。
形容詞で使うことも多く、例えば「folk song」「folk costume」「folk dance」などがあります。
形容詞で使う場合は「民族の」とか「民間に根付いている」というような意味になります。
それでは「people」と「folks」の違いについて見ていきましょう。
トーンとフォーマルの違い
People
中立的で標準的な用語であり、フォーマルな文脈でもインフォーマルな文脈でも使うことができます。
汎用性があり、専門的な場面や文章を書くときなど、より一般的な用語が適しているあらゆる文脈に適していると言えます。
Folks
よりインフォーマルで、親しみやすく、会話調になります。
温かさや親しみやすさを伝えることができ、カジュアルな会話や共同体感覚を演出するためによく使われます。
ですので、アメリカの大統領が演説の時に「皆さん!」と呼びかける時は「Folks!」と呼びかけます。
用法と意味合いの違い
People
書き言葉ではより一般的な用語で、感情的な語調を加えることなく、単に個人を総称する場合によく使わます。
Folks
「Folks at work」(職場の人々)や 「Folks back home」(故郷の人々)のように、親近感や共有経験のあるグループを指す場合によく使われます。
包括的な印象を与えることができ、より親しみやすく、地に足の着いた表現にするために使われることがあります。
地域や文化による違い
一部の地域、特にアメリカの一部では、「folks 」は一般的に人を指す言葉として使われます。
例えば、
How are you folks doing?
あなたのご家族はお元気ですか?
「folks 」は、「my folks」(両親や家族を意味する)のように、インフォーマルな用法で家族を指すこともあります。
まとめ
「people」はあらゆる場面で使える、中立的で広い意味の言葉です。
親密さ、包容力、共同体感覚を示唆するような、友好的でインフォーマルな語調には「folks」を使います。
下記の記事では「people」は「s」がついていないけど、単数扱いなのか、複数扱いなのかをわかりやすく解説しています。